洗 骨
Q．ご遺骨を洗うのはどういった場合？
A．主に、お墓の整理（墓じまい）をして、ご遺骨を他の場所に移す（改葬）ときに必要です。
お墓にご遺骨を納める際には次の3種類の方法があります。地域性や宗教、宗旨、宗派によって納骨方法が異なるためです。
① 骨壷のまま納める
② 綿素材の納骨袋に入れて納める
③ お墓の中に直にお骨を撒く
いずれの方法も、ご遺骨に土や雨水、カビ、虫等が混ざってしまっています。ご先祖様が新しいお住まいに、心機一転リフレッシュしてお引越しできるようキレイにします。改葬先が本堂や納骨堂等の屋内の場合は、お寺さんから洗骨消毒を義務付けられ、証明書を求められるケースもあります。
粉 骨
Q．ご遺骨を粉骨（パウダー状）するのはどういった場合？
A．最近では、「手元供養」や「散骨」に代表されるように、これまでの慣習や宗教観に囚われないご自身の生活様式にあった供養を希望される方が増えております。
ご遺骨を粉骨・パウダー化することで容積が小さくなり（4分の1程度）、手元供養しやすくなります。また、散骨することもできるようになり、供養の選択肢が広がります。
※ 粉骨（パウダー状）は直径2ｍｍ以下の状態にします。仮に遺骨だとわかる状態で散骨すると死体遺棄罪に問われる可能性があります。
六価クロムについて
海洋散骨や手元供養などで、ご遺骨の粉骨を検討される際、様々なサイトで検索すると「遺骨には六価クロムが含まれているので無害化しなければいけない」と書かれていることがあります。
火葬台がステンレス製だったり、クロムメッキがされていると高温で熱することにより「六価クロム」を生じることがあります。六価クロムは人体に有害で皮膚炎を引き起こしたり、発がん性物質でもありますので注意が必要です。
当社で施す粉骨におきましては、「自然散骨」を目的とするケースでは必ず、六価クロムの測定と実際に検出された場合は無害化処理を行います。それ以外は、安置方法により必要に応じて処理を行います。
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